島田源太郎 財団 ２００万円

金沢東署は、詐欺の疑いで、プロ野球・大洋（現横浜ＤｅＮＡ）元投手の

島田源太郎容疑者（７２）ら２人を逮捕した。島田容疑者は

「詐欺にかかわって現金をだまし取った記憶はない」と容疑を否認している。


島田容疑者は２００６年３～５月、住所不定・自称工芸家の福田作美容疑者（７０）と

共謀。発表によると、２人は２００６年３月頃、金沢市の医療器具等製造販売会社の

男性社長が、新会社の設立資金を必要としていることを知り、

共謀して架空の財団を名乗り、「ベンチャー企業を応援している。

協力金を振り込めば５億円出資する」などとうそを言い、男性から同年４～５月に

現金計２００万円をだまし取った疑い。



男性は知人の投資家に２人を紹介されたが、入金後しばらくして連絡が

取れなくなったため、１０年５月に告訴した。実際には活動していないにもかかわらず

「能や茶道、工芸など日本文化に取り組む人や団体を支えています」などと

うたっていたという。


島田容疑者は１９５８年に大洋入団。６０年８月１１日の大阪（現阪神）戦で

完全試合を達成。２０歳１１か月での達成は、現在でも史上最年少記録となっている。

同年は１９勝（１０敗）を挙げ、チームのセ・リーグ初優勝、日本一の原動力となった。

７３年の現役引退後は解説などを務めていたが、昨年６月に都内の路上で

女性を突き飛ばした暴行容疑で警視庁に逮捕されていた。

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